最後は、下痢の種類や注意して見ておきたいサインについて。
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その① 子どもの下痢、まず見るポイントは?ホメオパシー的チェックリスト
その② 家庭で使えるホメオパシー:子どもの下痢に使えるレメディーまとめ
「ウイルス性と細菌性の違い」「病院に行くタイミング」など、おうちで落ち着いて対応するために知っておきたいことをまとめました。
白っぽい便、灰白色の便・酸っぱいにおい
・ウイルス性の下痢の可能性が高い。
・子供の下痢のほとんどがウイルス性のもので、主な症状は吐き気や嘔吐、子供によっては発熱や腹痛、頭痛なども見られる場合がある。
・酸っぱい匂いがする。
・細菌性の下痢との違いとしては血便が見られないという事で、比較的軽めの下痢と言われており、入院が必要となる事は少ないよう。
・ウイルス性の下痢の場合は、嘔吐と下痢の症状が出る事が多く、脱水症状になりやすい。
水分補給をこまめにしっかりとしてあげる事が大切。
・また、病院を受診しても解熱剤や吐き気止めを処方される事は少ないようで、ウイルスを身体から自然に出した方が良いとされています。
赤っぽい下痢・生臭いにおい
・細菌(カンピロバクターやサルモネラ菌、腸炎ビブリオ、病原性大腸菌、ブドウ球菌)などが原因となって発症することが多い。
・下痢が生臭い、魚の腐った臭いがする、粘液や膿、便に血液が混ざるなどの症状が見られる事がある。
・ウイルス性の下痢と比べて症状が強く出る事が多いのが特徴。
・また、子供から大人まで年齢を問わず感染する可能性がある。
・病院を受診すると抗生物質を用いた治療がされる場合もあるようですが、やはり自然に菌が出ていくのを待つことが多いらしい。
・トマトやイチゴなどの食べ過ぎでも赤い便になる。
・また、肛門が切れて血が出る場合は、うんちに血の筋が混じる感じになる。
下痢が長期間続く場合には、乳糖などの吸収不良が原因ではないか、また精神的・環境的原因がないか考える必要があります。
腹痛が激しい場合、腸重積の可能性もありますので、おかしいと思ったらすぐに病院に行きましょう。
下痢と嘔吐がある場合、水分の補給が一番大切です。
家庭での口からの水分補給はかなり有効で、吐いても少しずつ根気よく与える必要があります。
少しずつというのが大事です。
あまりいっぺんに飲んでも吐いてしまうこともありますので、ゆっくり少しずつ飲みましょう。
子どもの体は、自分でバランスを取り戻す力を持っています。
慌てず、見守りながら寄り添っていきましょうね!

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