今回は、痒みのひどい全身の蕁麻疹での急性相談ケースをご紹介します。
相談者
Yくん 6歳男児
【クライアント】
「息子と18時30分頃お風呂に入っていたら、急に全身が痒いと言って掻きはじめました。
その時点で湿疹はなかったです。
痒みがでてからおさまらず、19時頃から両方の手の甲、脇、ふくらはぎに大きめの湿疹がでてきました。
19時頃から痒みがひどくなり、痒くてのたうち回るように動き回っています。
Apis30Cを1粒とりました。
いつもと違うことは
・青魚のフライを半分食べました(おばあちゃんが作ったもの)
(サラダ油のろ過していない使い回しの油)
冷やしていると少し痒みがよくなるようなので、濡れタオルで冷やしています。
湿疹が出ているところが一番痒いようですが、全身をかゆがっています。
先週、発熱を伴う胃腸風邪をひいていて、金曜日に治ったばかりです。」
【ホメオパス(わたし)】
「こんばんは
Apisをとった後、痒みは変わらないですか?」
【クライアント】
「変わらないです。
湿疹は引いてきましたが、全身をひどくかゆがっています。
5分くらい前から湿疹が引きました。」
【ホメオパス】
「痒みは変わらないけど、発疹は治まってきたのですね。
Carb-v30Cを1粒あげてみてください。」
【クライアント】
「Carb-v30Cを1粒とって、10分くらいしたら痒みがひいてきて、のたうち回らなくなりました。
手で痒いところをかいたり、さわったりしています。
先ほどの痒みが10だとしたら、今の痒みは5~6になったと話しています。」
【ホメオパス】
「そうですか。
もう一度Carb-vをとりましょうか。」
【クライアント】
「Carb-v30Cを再度とって、15分後くらいに寝ました。
今後の参考のために教えていただきたいのですが、
今回Carb-v30Cを選んだのはどういった理由でしょうか?」
【ホメオパス】
「ガイド本にはCarb-vが皮膚症状に使えるようなことが書いていないので、驚かれたかもしれません。
今回は、
・Apisで発疹は無くなったものの、痒みが治まらなかったこと
・3日前に胃腸風邪が治ったばかりであったこと
・いつも食べない魚のフライを食べた後であったこと
これらの点から選びました。
胃の混乱からくる蕁麻疹は、Carb-vも候補の一つになります。
また、病後でまだ回復しきっていない状態では、適切なレメディーがうまく作用しないこともあり、そのような時にも使うことがあります。」
その後、次の日の朝には何事もなかったように元気に起きて、朝ご飯を食べて学校に行けたそうです。
今回のケースは、お母さんの観察がとても的確で、レメディーも適切に選ばれていたにも関わらず、十分な反応が得られなかったことから、次の一手としてCarb-vを選択することができました。
急性の症状は変化が早いからこそ、観察とレメディー選びのプロセスがそのまま結果に反映されやすいものです。
このように、急性症状で変化がはっきりと現れるケースは、ホメオパシーの興味深さを改めて感じさせてくれます。

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