今回は手指の使いすぎからの腱鞘炎のケースをご紹介します。
50代男性
主訴:左手首の痛み
午後3時頃から左手首に違和感を感じ始め、だんだん痛みが強くなっていった
左手指や手首を動かすと激痛が走る。全く動かせないし、触っても痛い。
何もしなくても痛くなってきている。
見た目は少し腫れている程度。そっと触ると熱を持っているようだ。
ホメオパス
「痛みが出る前に何かことはあり痛みの原因になるようなことはありましたか?
重い物を持ったとか、転んで手をついたとか」
クライアント
「前日に米をたくさん運びました。今日は午前中に稲刈りをしました。手刈りで。昨日も今日も、作業後に特に痛みは感じませんでした。午後になってパソコンで仕事をしていたらだんだん痛くなってきました」
ホメオパス
「腱鞘炎のような症状ですね。触らなくてもズキズキ痛いみたいなので、とりあえずBell30Cを1粒舌下で溶かして下さい。
その後1時間後にArn30Cを1粒、舌下で溶かして下さい。お休みになるまで1時間おきに交互にとってみてください。
また、患部にはカレンデュラのマザーチンクチャーで湿らせたガーゼを当てておいてください。患部はなるべく動かさないようにしてください。
明日は朝起きたらArn30Cを1粒とって、マザーチンクチャーで湿らせた湿布を新しく変えておきましょう。仕事中は500mlのペットボトルの水に、Arn30Cを2~3粒いれて溶かし、1時間おきに振って1口ずつ飲んで下さい。」
次の日
クライアント
「昨日はBell30CとArn30Cを1回ずつとって、マザーチンクチャーの湿布をしたところでかなり痛みが和らいで驚きました。
全く動かせないし、動かさなくても痛くて辛かったのですが、レメディーとマザーチンクチャーの湿布で、動かさなければ痛くない状態にすぐになりました。
風呂上がりにテルミーをかけてもらい、湿布を変えてレメディーもとって就寝しました。
今朝はさらに痛みが和らいでいて、物をつかんでも多少痛いくらいになっていました。。
仕事中はArn30Cを3粒溶かした水を1時間おきに振ってから1口ずつ飲んでいました。
夕方にはは鞄を持っても大丈夫になっています。
痛みはほとんど良くなったのですが、左手首から先がまだ腫れています。触るとまだ熱っぽい感じです。」
ホメオパス
「そうですか、回復が早かったですね!今日も寝る前に湿布を新しくして、Arn30Cを1粒とって休んで下さい。しばらくは左手をなるべく使わないようにして下さいね。
明日も今日と同じようにやってみて下さい。それ以降は痛みが無ければレメディーは止めても良いです。湿布は、少しの水にArn30Cを溶かして、マザーチンクチャーも10滴くらいずつ入れた物でがガーゼを湿らせて、腫れが引くまでしばらく続けて下さい」
この後は左手首の熱感と腫れだけが数日あったが、だんだん落ち着いていった。
痛みは再発しなかった。
痛みの激しい腱鞘炎でしたが、Bell30C、Arn30Cとカレンデュラのマザーチンクチャーの湿布で驚くほど早く改善しましたね。
今回使ったレメディー等の紹介です↓
◆Belladonna セイヨウハシリドコロ
短縮表記:Bell
うっ血・拍動性の痛み・ズキズキする拍動性の痛み・急性の炎症のレメディー・赤く腫れて、動かすと痛い・冷やすと気持ちが良い症状に
◆Arnica montana ウサギギク
短縮表記:Arn
怪我のNo1レメディー・手指の酷使からの痛み・動かすと痛む・振動でも痛む・打撲したような痛みに
◆Calendula Offisinalis キンセンカ
短縮表記:Calen
今回はマザーチンクチャーでの使用。痛みの緩和用として
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