コラム

終末期医療に思う事

私の祖母は103歳で2018年に亡くなりましたが
無くなる前の数か月は数値的にはいつ亡くなってもおかしくない時がよくありました。
終末医療をしたくて田舎に来たお医者さんが地元にいらっしゃって。
もういよいよ危ないとなってからは自宅に訪問していただいていました。

終末期医療ですから
人間として最後を迎えることをちゃんと考える分野なんですよね

私が疑問に思っていた、血圧などの薬をみんなやめてくれました。
浮腫で苦しくなった時のみ
利尿剤を投与してくれます
浮腫でぱんぱんになって、いつ亡くなってもおかしくないと言われ駆けつけると
シュッとした顔でご飯食べてました
だいぶ弱っていましたが
耳はちゃんと聞こえていますし
私が誰だかちゃんと分かっていました。

とにかく命をつなぐことのみにやっきになると
体の感覚や心は置いてきぼりになります
どう生きたいのか
そしてどう死にたいのか
そこを考えて医療を選択するという事が大事だと祖母を見て思います

命は必ず終わりが来ます
それを受け入れて生きる

どんな優れた医師も治療家も
その人が決めた寿命を延ばす事は出来ません
その人の学びになるための病気をテクニックで取り去ったとしても
自分が病気を作った原因に気が付くまで
その人がこだわりを手放し、ありのままの自分を受け入れるまで
病気は再発するのです
病気の原因は外には有りません
自分の中に有ります

否定してきた自分を受け入れ
病気から学んだ時
生きる意味がわかるのだと思います。

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