昔、我が家で実際に起こった「感染性胃腸炎」のケースをご紹介いたします。
レメディー選びの参考にしてみて下さいね。
始まりは夫でした。
・飲み会から帰宅後すぐに嘔吐
・翌日も吐き気が続く
・起き上がるのもしんどい
ということで、飲みすぎかな?と「Nux-v.30C」をとりました。
しかしさほどの効果はなく。
「そんなに飲んでないのにおかしい…」という夫。
・食中毒か?
・冷えた後の胃腸風邪か?
と考えて「Ars.30C」をとるが数時間経っても変わらず。
・吐いても楽にならない
という特徴から「Ip.30C」をとると、突然楽になり寝てしまいました。
夫には「Ip.」が合っていたという事です。
そして・・・翌日にはわたしに症状が出ました。
・無痛の下痢
・すごい寒気が背中を這い上がる感じ
ここで、夫も私も「もしかして感染性胃腸炎!?」と気づいたのでした。
・寒気がして立っているのも辛い
この特徴から「Gels.30C」をとりましたが、数時間しても下痢が治まらない。
お腹を壊した時のわたしの定番レメディーである「Ars.30C」をとり、布団に入りました。
直ぐに眠ってしまい、気がつけば2時間が経過。
そこからさらに2時間眠り、夕方には夕飯の準備が出来るほどに回復したのでした!
さぁ、以下に感染性胃腸炎で使えそうなレメディーを紹介します。
【Ars.】アーセニカム
・果物や冷たいもので症状が始まった時
・冷えると悪化し温めると楽
・おなかや肛門に焼けるような感覚
・下痢と同時に吐き気もある
・水分を少しずつ何度も飲む
・急性胃腸炎や食中毒のNo.1レメディー
【Cham.】カモミラ
・妊娠中の女性や看護人や幼い子供の症状に特に合う
・感情的で過敏で気難しい
・腐った卵のようなにおいのゲップ
・胃の中に石があるような感覚
・苦い胆汁を嘔吐
・神経が過敏になって少しの痛みや深いも耐えられなくなる
【Chin.】チャイナ
・脱水症状
・体液の喪失により消耗している
・周期的に上がったり下がったりする熱
・胃腸炎の回復期によく使う
【Ip.】イペカック
・吐気、嘔吐、吐いても楽にならないがキーワード
・喉が渇かないという特徴
【Nux-v.】ナックスボミカ
・食べすぎ飲みすぎ後に症状が出た時
・吐きたいけど吐けない
・ゲップが出そうで出ない
・便が出そうでなかなか出ない
・早朝、冷たい乾燥した外気、すきま風で悪化
・出せると好転
・熱い飲み物、湿った空気、横向きに横たわると好転
・怒りっぽくなっている
この時は夫もわたしも疲れが溜まっていたのでしょう。
子どもたちは感染しなかったようで、お腹を壊すことはありませんでした。
風邪でもそうですが、罹る人と罹らない人がいるのはどうしてでしょうか?
例えば疲れていたり、身体が冷えたりすることで免疫が下がって感染しやすくなります。
心が疲れていて、自分を責めたり、人に認められようとがんばりすぎたりすることからも病気になります。
また、食事や排せつの乱れによって老廃物が溜まり、老廃物を排出する為に感染症にかかることもあるのではないかと思います。
病気は身体からのメッセージです。
病気になった時、それまでの生活や考え方が現在の自分に合っているのか?を見つめ直す絶好の機会なのです。

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